妊娠初期|0週〜15週頃

妊娠期

はじめに

妊娠がわかった瞬間から、あなたの体と心は少しずつ、でも確実に変化を始めます。
とくに妊娠初期(妊娠0週〜15週ごろ)は、見た目にはまだ大きな変化がなくても、体の中では奇跡のようなことが次々と起こっている時期。

「これって普通?」「どうしたらいいの?」と、不安になってしまうのは当然のこと。
この記事では、妊娠初期に起こる主な症状・変化・やるべきこと・注意点をわかりやすく解説します。
また、パートナーが知っておくべきポイントも一緒に紹介します。1人で悩まず、パートナー、家族、友人、地域のコミュニティなど、相談できる相手がいる場合、一緒に1つずつ悩みや不安なことを解消していきましょう。

妊娠初期の主な症状と体の変化

1. つわり(悪阻)

妊娠初期に多くの方が経験するつわり。
「食べられない」「匂いがつらい」「1日中気持ち悪い」など、人によって症状もタイミングもさまざまです。

つわりの原因は明確には解明されていませんが、ホルモン(hCGなど)の急増が関係しているとされています。

  • 吐き気や嘔吐
  • 食べ物の好みの変化
  • 匂いに敏感になる
  • 空腹時に気持ち悪くなる

などの症状が現れる場合があります。
この時期は無理に食べなくても大丈夫。
少しずつでも食べられるものを探し、「食べられるときに、食べられるだけ」を意識しましょう。

2. 強い眠気・だるさ

「とにかく眠い」「何もしてないのに疲れる」
これは妊娠初期あるあるの一つです。

妊娠によって体の中のホルモンが変化し、エネルギーを温存しようとする働きが強くなるため、強い眠気や疲労感が出やすくなります。

無理に動かず、休めるときはしっかり休みましょう。

3. 乳房の張り・痛み

妊娠によって乳腺が発達し、母乳を出す準備が始まるため、乳房の張りやチクチクした痛みを感じる人が多くなります。

下着で圧迫されるとさらに痛みを感じやすくなるため、ノンワイヤーのマタニティブラなど、体に優しい下着に切り替えましょう。

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4. 感情の起伏・メンタルの不安定さ

「突然泣きたくなったり、イライラしたり…自分でもよくわからない」
妊娠初期はホルモンの大きな変化により、メンタルが非常に不安定になりやすい時期です。

この感情は「甘え」ではなく「体の自然な反応」。
自分を責めたり無理に我慢する必要はありません。

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妊娠初期にやるべきこと

1. 産婦人科を受診する(妊娠5〜7週ごろ)

妊娠検査薬で陽性が出たら、なるべく早めに産婦人科へ
5週前後では胎嚢(たいのう)、6週前後には心拍も確認できることが多く、医師の診断により正式な妊娠の確定がされます。

厚生労働省が公開している「出産ナビ」では、地域やサービスの条件を設定して、出産を取り扱う病院、産科・産婦人科クリニック(診療所)、助産所(助産院)を検索することができますので、初めて通う場合は、参考にしてみてください。

▼出産ナビ
https://www.mhlw.go.jp/stf/birth-navi/index.html

我が家は、すでに産婦人科に通っていた経緯と、高齢出産、双子妊娠、低身長、ということもあり、里帰り出産も考えた上で、NICUがある大学病院を紹介してもらいました。

2. 母子手帳の取得

妊娠が確認されたら、市区町村の窓口で「妊娠届出書」を提出し、母子手帳を受け取ります。
母子手帳には健診の記録、妊娠の経過、出産後の育児記録も残していくことになります。

お住まいの地域名、母子手帳、などで検索すると、発行してくれる窓口を調べられますので、確認してみてください。

我が家では、2人分の母子手帳管理、いろいろとまとめて確認できるようにと、ケースを買って管理しています。妊娠中からずっと使い続けていますが、整理整頓もできるので、買ってよかった商品の1つになっています。個人的には、見やすく、管理しやすい「じゃばら」タイプがおすすめです。

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3. 食生活の見直し

妊娠初期はとくに栄養の偏りや過剰摂取に注意が必要です。
妊娠初期に重要な栄養素は「葉酸」「鉄分」「カルシウム」など。

  • 野菜、果物、魚、乳製品をバランスよく
  • 無理に多く食べる必要はなし
  • 食べられるときに少しずつ

産婦人科医に相談した上で、サプリメントに頼るのも有りです。我が家では、産婦人科医に相談した上でエレビットを選び、大変お世話になりました。

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妊娠初期に気をつけたいこと

1. 激しい運動・重いものを持つのはNG

妊娠初期はとてもデリケートな時期です。
激しいスポーツや重労働は避けて、体を守る意識を最優先に。

2. ストレス・不安はため込まない

妊娠中は心が乱れやすくなります。
そんなときは、「頑張らない」「話すだけでいい」「完璧を目指さない」など、自分に優しく接しましょう。

特に、初産となると、何もわからず、いろいろ調べたり、できる限りのことはしなくてはいけないという想いになると思います。

それぞれのご家庭ごとに、方針も考え方も変わると思いますが、我が家では「母ファースト」というスローガンを基本とし、赤ちゃんが健康に育つためには、まず母親となる妻が元気に明るく健康であることが重要で、やりたいことを、やれるときに、自分のペースでやるということを大事にしました。

もちろん、ワガママになるということではなく、できること、できないこと、サポートしてほしいことをちゃんと夫の私と話をすること、無理のない範囲でできることは、今まで通りすることなど、些細なことでも話をするようにしました。

「普段から話している」「当たり前」と考えるのではなく、意識的に「伝える」ようにすると、行き違いがなくなりますので、ストレスや不安を溜め込まないように、ちゃんと話をするようにしましょうね。

3. 妊娠初期に避けたい食べ物・飲み物リスト

主に生もの、加熱が不十分な食品、水銀を多く含む魚介類、カフェインやアルコールを含む飲料などが、避けたい食べ物や飲み物となります。

具体的には、生肉(ユッケ、馬刺し、レアステーキなど)、生魚介類(刺身、寿司など)、加熱処理が不十分な肉や魚介類、ナチュラルチーズ、ビタミンAを多く含む食品(レバー、ウナギなど)などがあります。また、ヨウ素を多く含む海藻類(昆布、わかめなど)も、過剰摂取に注意が必要です.

妊娠中に避けるべき食品の具体例

  • 生肉・加熱不十分な肉
    ユッケ、馬刺し、レアステーキ、生レバーなど
  • 生魚介類
    刺身、寿司、カルパッチョなど
  • 加熱処理が不十分な食品
    冷凍食品の加熱が不十分なもの、生卵、加熱が不十分な卵料理など
  • ナチュラルチーズ
    加熱処理されていないもの
  • 水銀を多く含む魚介類
    キンメダイ、メカジキ、マグロ、コビレゴンドウ、バンドウイルカなど
  • ビタミンAを多く含む食品
    レバー、ウナギ、アンキモなど
  • カフェインを含む飲料
    コーヒー、紅茶、お茶、エナジードリンクなど
  • アルコール
    妊娠中は絶対に避けるべき
  • ヨウ素を多く含む海藻類
    昆布、わかめ、ひじきなど
  • その他の食品
    妊娠中は、味の濃いもの(揚げ物、辛いもの、甘いもの、塩辛いものなど)や、糖分を多く含む飲料(ジュース、コーラなど)も控えることが望ましいといわれています。

注意点

  • ビタミンAの過剰摂取が胎児に悪影響を及ぼす可能性があるため、レバーなどの摂取は控えるようにしましょう。
  • ヨウ素を多く含む海藻類は、過剰摂取すると甲状腺機能に影響を及ぼす可能性があるため、過剰摂取は避けましょう。
  • カフェインは、過剰摂取すると胎児の成長に悪影響を及ぼす可能性があるため、摂取量を制限しましょう。
  • 妊娠中は、体調の変化やつわりなども考慮し、無理せず食事を楽しみましょう。

妊娠中の食事は、母体と胎児の健康のために、適切な栄養を摂ることが重要です。
上記の注意点を参考に、バランスの取れた食事を心がけ、医師や栄養士に相談することも良いでしょう。

パートナーにできること(父親向けポイント)

妊娠は「2人のこと」。
でも体調が変わるのは、主に妊婦さん。
だからこそ、パートナーの理解とサポートがとても大切です。

ただ、「サポートしてあげている」「助けてあげている」という考えは、絶対NG。
お腹の子は、あなたの子です。

1. 体調への共感と配慮を忘れずに

「しんどい」と言われたら、「大丈夫?」と優しく聞いてあげましょう。
「俺にはわからない」「調べてみたら?」はNG。わからないからこそ、寄り添う姿勢が大事です。

相手のことを理解している上で、積極的に動いてあげることも大事ですが、普段と違う妊娠中は、いろいろと趣向も変化しやすい時期です。私自身も、積極的にサポートをするように心がけていましたが、わからないときは、正直に「何をしてほしいか」を聞くことも、大事だと思います。

2. 家事などのサポート

お恥ずかしい話ですが、妻が妊娠するまで、私は一切の家事をしませんでした。
台所には男は立たない、洗濯機の回し方がよくわからない、もちろん干し方もわからない、やることはお風呂掃除とゴミ捨てだけ、ゴミ捨てした後に新しいゴミ袋はセットしない、という男でした。

妻自身も、そういった家庭環境だったので、特に疑問も持たずに、当たり前として受け入れてくれていましたが、妻が妊娠してから、生活が一変し、苦労しました。

何もやらないパートナーの方は少ないかと思いますが、奥様にいろいろ家事をしてもらっている方は、とりあえず奥様がやっている家事を、一通りこなせる習慣をつけていきましょう。私は、妻に教えてほしいとお願いした上で、ビシバシご指導いただき、出産までには、問題なくこなせるようになりました。

出産後は、間違いなくパートナーの方がやるほうが増えると思いますので、今から当たり前の習慣にしていかないと後々苦労しますので、家事をやる習慣がない方は、今のうちから特訓あるのみです。

妊婦さんは、今まで簡単にできていたことが、できなくなる、やることに不安を感じますので、できるだけ「動ける人」がフォローしていくことで、妊婦さんの心も体も安定しますよ。

妊娠初期あるある

  • 「キウイが神食」に
    妻にとって、キウイがご馳走になりました。妻自身も、理由はわからないけど、なぜかキウイが食べたくてしょうがなくなったそうです。
  • 「寝ても寝ても眠い」「ソファから動けない」
    今まで、ソファでゴロゴロしたり、長時間座っているタイプでもなかったですが、もう眠くて眠くてしょうがないと、通院以外は、基本寝るようになりました。

妊娠初期って、大変だけど、どこか神秘的で、面白くて、愛おしい時期です。人生で何回も経験できるものではないので、笑い合って過ごせたら最高ですね。

まとめ

妊娠初期は、不安と戸惑いが入り混じる時期。
それと同時に、「新しい命が宿った」という、かけがえのない奇跡の始まりでもあります。

完璧な妊婦じゃなくてOKです。
笑える日も、泣いちゃう日も、間違いなく、いつか思い出話として話ができる時期が来ますので、毎日をゆっくり自分のペースで過ごしてくださいね。

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